日日是見習

主にプログラミング、ソフトウェアプロセス、チームビルディング、たまに音楽の話など

組込ソフトエンジニアの新人に読んでほしい記事まとめ

はじめに

設計やコードのレビュアをしていると、毎回同じような事を言ってるな、と思う時があります。
個別に伝えるのも面倒なので節目で発信するようになった記事のまとめです。

もうちょっと整理できそうなので後で追加・変更するかも。。。

マインドセット

個人的には以下のようなマインドは共有しておきたいです。
How To Become A Hacker: Japanese

書籍を読んでもらっても良いのだけど、上記+口頭でのポイント補足で事足りる事が多いです。
qiita.com

「設計の正しさや美しさ」と「実装のシンプルさ」が対立した場合、後者を優先した方が後々(ビジネス的にも)役に立つ場合があるという事例です。
note.mu

計画・見積り

経験がある事ならともかく、やった事が無い案件を見積もらないといけないケースは必ずあります。
組込ソフトの場合は特に一度出した見積りが絶対になる事が多いので見積りに対する考え方は重要と思います。

simplearchitect.hatenablog.com

satoshi.blogs.com

note.mu

設計

幾つかリンク切れがありますが、とりあえずコードを書く前にここをざっと理解してもらうだけでも話が合って助かります。
(デザインパターンや技術的負債の話など)
qiita.com

良い設計書を書く人が暗黙的に行っている事を上手くまとめてくれています。
qiita.com

文章だけでなく図解しましょう、アウトラインを持ちましょうという話です。
www.slideshare.net

リファクタリングをどのように分類分けしていつ対処すべきかと言う話です。
blog.shibayu36.org

コーディング

主に作法の話。記事の下の方に定番書籍の紹介もあります。
blog.jnito.com

シンプルに纏まっていて読みやすいです。

コーディング作法をこれから決めよう、という所には参考になりそう。
qiita.com

テスト

120ページ以上ありますがクリティカルシンキングの説明もある力作です。

www.slideshare.net

その他

論理的思考はトレーニングで身に付ける属性が強いので、新入社員の頃から意識しておいて貰いたい。
www.ltkensyu.com

PDCAを身に付ける際にとっつき易いのが"ふりかえり"かな、と思います。
yoshitsugumi.hatenablog.com

nlab.itmedia.co.jp

私の場合は意味不明な文章/説明を見かけたら「PREP法」で纏めなおす事にしています。
PREP(プレップ)法を用いて「説得力」のある文章構成にする手順とは

それでも意味不明なら"ペアマインドマップ"で相手の思考を聞き出して整理します。

koboblog.net 上記は1つの手段ですが集中力は質と深さのコントロールがミソで、自分なりの集中力を上げる作法を作り上げたほうが良いと思います。

アウトプットする場所をブログにしました

はじめに

主に某家電メーカー向けの組込ソフトウェア開発を担当しています。 今まで技術系記事の感想をメールで書いて社内に共有&発信していましたが、 ブログにしてもいいよなぁと前から思っていたので作りました。

他の事例でよく見かけるように手順やプログラミングの実例はQiitaを使う事にします。

アウトプットする事の重要性について

社内向けに最新の技術記事について発信しても、あまり反応が無かったり他の人から同様の発信が無かったりしますが、 直接話をすると「そうそう、あの時の記事さー」って話してくれる場合があります。

IT系でブログやスライドをバンバンWebにアップしている方は既にモノを書く力が付いてるんだろうなと思いますが、 組込み系の人で身近にブログを書く人ってあまりいないです。 今回そういう人向けに、アウトプットすると良い理由を書こうと思います。

アウトプットすると自分にとって良い理由

1. アウトプットする事は自分の頭の整理に役立つ。

以下の記事がとても共感できました。

楽しく!アウトプットを習慣化しよう

ポイントは苦行でやるのでは無く、気軽にアウトプットする事ですかね~。

2. 場数を踏んでいる人ほど強い

昨年、堀江貴文氏の「バカは最強の法則」という本が少し話題になりましたが僕は以下について特に頷けました。

 堀江貴文「バカは最強の法則」打席に立たなきゃ何も始まらない

要するに以下の事を言っています。

  • バカは打席に立つ回数が多い(失敗もするけどその分成功もする)
  • 仕事は信用が一番大切
  • 人の信用を得るためには与えまくる(相手に見返りを求めない)

場数についてですが僕は以前から以下を結構意識して仕事をしています。  

(致命傷でないレベルで)失敗して学習サイクルを回す

ギリギリセーフとアウトの境界を狙い失敗/成功を記憶に残したりサンプリングします。

上記はギリギリ状態の場数を踏むトレーニングです。 意図的に失敗するので(例えば上司に怒られても)心理的なマイナスは少ないし、 本当にミスるとやばい時の判断力に効いてきます。

3. ギブする事は信用貯金の役に立つ

また堀江貴文氏関連の記事引用ですが、ギブアンドギブという言葉があります。

 堀江氏が語る仕事で成功する心得「ギブ&ギブおまけにギブ」

信用があると何が良いのか言うと仕事の進め方が楽になりますね
(昔から色々な所で言われている事ですけど)

ただ、ギブアンドギブを行うには以下の条件があります。

 ギブアンドギブの前に 必ずすべきこと

つまり自己肯定/承認が出来ている事です。 上記が無いと「媚びる奴」または「ただ都合の良い奴」になってしまい苦しくなりますね。 あと、与えた相手からの見返りを求めだしちゃったりとか。