topaoの日記

主にプログラミング、ソフトウェアプロセス、チームビルディング、たまに音楽の話など

アイディア出し(ブレスト)のコツ

はじめに

主に複数人数でブレストをする際のコツを書きます。
チームなどで新しい事業、やり方を考えましょうという時に使う想定です。
(不具合やトラブルの対処方法については業務知識やスキルの高い人を加えて議論した方が良いと思うので対象外です)

マインドセット

多人数で行う際、場を柔らかくするため最初に「アイスブレイク」をすると思いますが、その前段階で以下の考え方を共有しておくと良いと思います。
(先日教えてもらいました)

www.ted.com

以下は文章に起こしたものです。
要するに小さな成功体験をして「自分には向いてない」思い込みを無くせば誰でもクリエイティブになれるという話です。
自分のクリエイティビティに自信を持つ方法

コツ

アイディア出しの基本は「発散」と「収束」になります。
ブレストのように「発散」してアイディアを出しきってからKJ法で「収束」させたり、強制連想法(マトリックス法)のように「発散」と「収束」を同時に行うなど色々方法はありますが、手法に関してはググればわかるのでここでは共通するコツを記載します。

発散フェーズですが、多人数の場合は自分(あるいは他の誰か)だけで頑張らない事。
他人の意見を少し変えるだけでもOKなので、出来るだけ他の人のアイディアから連想していく事が大事です。

  • ブレスト段階では質より量が重要。自分や他人の意見を否定しない(とりあえずほめる)
  • 他人の意見に乗っかる(参加者の頭脳を接続するイメージ)

それと、テーマ(課題)の捉え方を変える事もアイディア出しでは重要なコツです。
例えば「ドローンを使った新しい商品を考える」というテーマだとなかなかアイディアは出ませんけど、
「もしあなたが鳥のように空を飛べるとしたら何がしたい?」と言い換える事で具体的なイメージが湧きます。
※上記よりも実体験に基づく問の方がアイディアが出やすいです。

これを「問題のリフレーミング」と言うそうです(以下は参考)。
blog.btrax.com

フレーミングNLPでも使われていて以下の事例も参考になります。 life-and-mind.com

手法は1つだけ紹介。昔コミュニティでやっていたアジャタと言う方法があります。
これはワークショップでアイディア出しをした時になかなか収束しない事が多いので 最後の結論(玉入れで言うアンカーボール)を意識してアイディア出しをするというもので、「収束」を意識した「発散」という感じでしょうか。

www.slideshare.net

個人でアイディア出しをする場合

私はスマホで「マンダラート」を使って強制的にざっとアイディアを出した後、PCで「マインドマップ」に変換して整理し、最後に「ロジックツリー」に纏めなおして論理的に矛盾が無いかを確認する方法をよく行います。

少し調べると、マンダラートとマインドマップの良い所どりをした「はちのすノート」というものもあるそうです。

idea-soken.com

特にアイディア出し打ち合わせ等でファシリテータを行う方は、場の雰囲気だけでなくテーマ設定と「発散」「収束」のサイクルをどのようにデザインするかも重要になってくると思います。

ある組込ソフト屋が最近読んだ記事/ブログまとめ(2018/9/12)

はじめに

9月上旬に読んだ記事のまとめです。

セミナー/勉強会情報

IPA/経済産業省の記事

技術系記事

プロセス系記事

その他

  • 5G、IoT時代のビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」9月5日オープン news.kddi.com

  • 客が半額より「2個買えば1個無料」を好む理由
    toyokeizai.net

JISTA関西オープンフォーラム2018のレポート

はじめに

前回の記事で触れましたが、「日本ITストラテジスト協会 関西支部 オープンフォーラム2018」に行ってきました。
↓これです
f:id:topao:20180909225848j:plain:w300

日本ITストラテジスト協会って?

協会員でもないのに書くのも恐縮ですが、 以下とのこと。

ITストラテジストおよび有資格者を中心として、所属する企業を超えて情報交換、相互研鑽、人脈形成、情報発信や提言を行うことを目的とした団体」

ITストラテジストは高度情報処理技術者試験の一部ですが、wikiにもあるようにIT技術を活用し企業の経営戦略を推進する人材として一番上流な試験のようです。

ITストラテジスト試験 - Wikipedia

以下抜粋

全体の感想

内容、場所代を考えても参加費1,000円でいいの?(採算取れてるの)?と思うボリュームでした。前述の資格の内容より複数の資格を持っている方や大学教授、技術士、ITコンサルタント中小企業診断士など様々な方が発表されてました(何より一番驚いたのが場の雰囲気がとても柔らかくて排他的でないところ)。
あと護身術のセッションもありました。 各分科会のセッションは各10分しかなく部屋移動が大変でしたが、充実した内容だったと思います。
(個人的には浅すぎたので15分くらいにしてほしいです)

各セッションの感想

聴講したセッションのまとめを以下に記載します。

情報通信自由化の歴史から見る、エネルギー(電気・ガス)の自由化と今後

有賀 貞一氏の基調講演です。
会社の役員と顧問をされながらITパスポート試験を命名したり、シスアド試験を作ったり、ITストラテジスト試験制度を作ったりと試験にも深くかかわっている方とのこと。
あと、コンサルタントという名前が好きでないのでITストラテジストという名前にしたとのこと(確かに、コンサルとか評論家はなりたいとは思わないです)

内容は情報通信分野(いわゆる黒電話からインターネット)の自由化の歴史と、電力・ガスの自由化が情報通信分野と何が違うかを述べられていました。

ポイントは以下。

  • 現状の自由化のままでは情報通信分野のように新規ビジネスが興隆する状態にはなりにくい。
  • 電力ビジネス変革の鍵を握るのは「バッテリー技術の高度化」(全個体リチウムイオン電池など)
  • 再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力)と蓄電ビジネス発生による、電気供給形態の変化からの新規ビジネス発生
  • 特にEV系自動車の蓄積ビジネスとしての活用(EV使用済み蓄電池を用いたバッテリー蓄電への活用

あと質疑応答で「原発はどうなる?」という話はありましたが、以下の理由で"終わりにできる(やめるべきとは言わないが)と思っている、むしろ後世に余計なコストを残すべきではない" とのことでした。

  • 今年の夏の電力需要は過去最高レベルだが原発を使っていない
  • 乗り切れた理由は太陽光発電の固定買い取り制度(企業のピーク13:00~15:00をカバーできた)
  • 曇ると出力が落ちる点は蓄電を強化すればカバーできる

Hondaの燃料電池自動車開発と水素社会へむけて

環境エネルギーの世界的課題からHondaの戦略、FCV(Fuel Cell Vehicle)としてCLARITYと家庭用電源の話。
まだコストが高い、ロバスト性などの課題があり一般販売は未だだそうです(リース販売のみ)。蓄電の話も含めて興味深い話でした。

クラリティ FUEL CELL|Honda

太陽光などの再生可能エネルギーから作った電気を水素に変換しSHS(水素ステーション)やEVに蓄積し家でも使う、というのがHondaのスマートコミュニティコンセプトだそうです。
Honda | Honda Smart Community | 水素と電気のエネルギー社会

以下に書いてあるような技術的な話も多少してくれました。
Honda|エンジニアトーク|スマート水素ステーション(SHS)

ちなみに、FCVからは9kVA(9,000W)を出力できるようですが、これ以上は発電所の認可が必要になるので無理とのことです。

その他参加したセッション

時間ができたら、もう少し詳細に書きます。

1. AIとAI技術 -これからの社会で求められる力-

ITに関わる人間として人工知能のAIと認識や予測は違うということを伝えてきましょう、という内容。

2. データ主導社会でのIoT通信プロトコル

2017年のデータ主導社会(総務省)より、膨大なデータをAIで解析することで価値を創造する社会になる。
今まで取得できなかったデータを集めることが価値になる。
OSSの標準IoTプロトコルスタックは3000行(Zigbee)程度。アプリ特化型プロトコルを作ってもよいのでは?という内容。

3. Node-REDを利用したIoTソフトウェア開発

コードをほとんど書かずにノード(Tibbo-Pi)とサーバをやり取りさせる事例の紹介

Node-RED日本ユーザ会

Tibbo-Pi | ティーボパイ | こころ踊るIoTデバイス

4. 機械学習を始めるに際して考慮するポイント

いかに学習モデルへ良い(ちゃんとした)データを集めて入れるかが重要。
PPDACフレームワークを使う、仮説検証のためにパース図を集める、欠損データや異常値の取り扱いをどうするか決めておく等が大切とのこと。

ある組込ソフト屋が最近読んだ記事/ブログまとめ(2018/8/29)

はじめに

8月に読んだ記事のまとめです。
今まで社内に共有していましたがブログに残していく事にしました。
雑多なのでどこかでトピック単位で纏めなおそうと思っています。

セミナー/勉強会情報

技術系記事

  • 【保存版】半年以内にエンジニアになりたい人が読んだ方がいい新卒研修資料まとめ harv-tech.hatenablog.com

  • ブロックチェーンサービスのセキュリティを考える

  • 日本企業も危ない? 中国のサイバーセキュリティ法を知ろう - IIJ勉強会から news.mynavi.jp

プロセス系記事

  • エンジニアのためのスライドデザイン実践講座


要点は42ページに書いてあります

その他

  • メールからSlackへ 企業導入が加速する「ビジネスチャット戦国時代」── 主要ツール6社の規模と機能を調査
    www.businessinsider.jp

  • なぜ今、社内Q&Aシステムが必要なのか qast.jp

  • LPICとLinucの関係調べたのでできる限り中立にメモ
    qiita.com

  • まず「そうですね」って言え。 www.creators-station.jp

組込ソフトエンジニアの新人に読んでほしい記事まとめ

はじめに

設計やコードのレビュアをしていると、毎回同じような事を言ってるな、と思う時があります。
個別に伝えるのも面倒なので節目で発信するようになった記事のまとめです。

もうちょっと整理できそうなので後で追加・変更するかも。。。

マインドセット

個人的には以下のようなマインドは共有しておきたいです。
How To Become A Hacker: Japanese

書籍を読んでもらっても良いのだけど、上記+口頭でのポイント補足で事足りる事が多いです。
qiita.com

「設計の正しさや美しさ」と「実装のシンプルさ」が対立した場合、後者を優先した方が後々(ビジネス的にも)役に立つ場合があるという事例です。
note.mu

計画・見積り

経験がある事ならともかく、やった事が無い案件を見積もらないといけないケースは必ずあります。
組込ソフトの場合は特に一度出した見積りが絶対になる事が多いので見積りに対する考え方は重要と思います。

simplearchitect.hatenablog.com

satoshi.blogs.com

note.mu

設計

幾つかリンク切れがありますが、とりあえずコードを書く前にここをざっと理解してもらうだけでも話が合って助かります。
(デザインパターンや技術的負債の話など)
qiita.com

良い設計書を書く人が暗黙的に行っている事を上手くまとめてくれています。
qiita.com

文章だけでなく図解しましょう、アウトラインを持ちましょうという話です。
www.slideshare.net

リファクタリングをどのように分類分けしていつ対処すべきかと言う話です。
blog.shibayu36.org

コーディング

主に作法の話。記事の下の方に定番書籍の紹介もあります。
blog.jnito.com

シンプルに纏まっていて読みやすいです。

コーディング作法をこれから決めよう、という所には参考になりそう。
qiita.com

テスト

120ページ以上ありますがクリティカルシンキングの説明もある力作です。

www.slideshare.net

その他

論理的思考はトレーニングで身に付ける属性が強いので、新入社員の頃から意識しておいて貰いたい。
www.ltkensyu.com

PDCAを身に付ける際にとっつき易いのが"ふりかえり"かな、と思います。
yoshitsugumi.hatenablog.com

nlab.itmedia.co.jp

私の場合は意味不明な文章/説明を見かけたら「PREP法」で纏めなおす事にしています。
PREP(プレップ)法を用いて「説得力」のある文章構成にする手順とは

それでも意味不明なら"ペアマインドマップ"で相手の思考を聞き出して整理します。

koboblog.net 上記は1つの手段ですが集中力は質と深さのコントロールがミソで、自分なりの集中力を上げる作法を作り上げたほうが良いと思います。

アウトプットする場所をブログにしました

はじめに

主に某家電メーカー向けの組込ソフトウェア開発を担当しています。 今まで技術系記事の感想をメールで書いて社内に共有&発信していましたが、 ブログにしてもいいよなぁと前から思っていたので作りました。

他の事例でよく見かけるように手順やプログラミングの実例はQiitaを使う事にします。

アウトプットする事の重要性について

社内向けに最新の技術記事について発信しても、あまり反応が無かったり他の人から同様の発信が無かったりしますが、 直接話をすると「そうそう、あの時の記事さー」って話してくれる場合があります。

IT系でブログやスライドをバンバンWebにアップしている方は既にモノを書く力が付いてるんだろうなと思いますが、 組込み系の人で身近にブログを書く人ってあまりいないです。 今回そういう人向けに、アウトプットすると良い理由を書こうと思います。

アウトプットすると自分にとって良い理由

1. アウトプットする事は自分の頭の整理に役立つ。

以下の記事がとても共感できました。

楽しく!アウトプットを習慣化しよう

ポイントは苦行でやるのでは無く、気軽にアウトプットする事ですかね~。

2. 場数を踏んでいる人ほど強い

昨年、堀江貴文氏の「バカは最強の法則」という本が少し話題になりましたが僕は以下について特に頷けました。

 堀江貴文「バカは最強の法則」打席に立たなきゃ何も始まらない

要するに以下の事を言っています。

  • バカは打席に立つ回数が多い(失敗もするけどその分成功もする)
  • 仕事は信用が一番大切
  • 人の信用を得るためには与えまくる(相手に見返りを求めない)

場数についてですが僕は以前から以下を結構意識して仕事をしています。  

(致命傷でないレベルで)失敗して学習サイクルを回す

ギリギリセーフとアウトの境界を狙い失敗/成功を記憶に残したりサンプリングします。

上記はギリギリ状態の場数を踏むトレーニングです。 意図的に失敗するので(例えば上司に怒られても)心理的なマイナスは少ないし、 本当にミスるとやばい時の判断力に効いてきます。

3. ギブする事は信用貯金の役に立つ

また堀江貴文氏関連の記事引用ですが、ギブアンドギブという言葉があります。

 堀江氏が語る仕事で成功する心得「ギブ&ギブおまけにギブ」

信用があると何が良いのか言うと仕事の進め方が楽になりますね
(昔から色々な所で言われている事ですけど)

ただ、ギブアンドギブを行うには以下の条件があります。

 ギブアンドギブの前に 必ずすべきこと

つまり自己肯定/承認が出来ている事です。 上記が無いと「媚びる奴」または「ただ都合の良い奴」になってしまい苦しくなりますね。 あと、与えた相手からの見返りを求めだしちゃったりとか。